口内炎などの治療における唾液中の成分変化の検査について

採取して頂いた唾液は、冷凍保存しておいております。私がお預かりした後は、徳島大学の研究室で-80℃で保管し、病理学者の手による精度の高い分析にかけられます。

ELISA

Enzyme-Linked Immunosorbent Assay 酵素免疫測定法にて唾液中のサイトカインや酸化ストレスを測定します。スクリーニングを行い変化のある成分を絞り込みます。

IL-1~15、TNF-α・β、など40項目にも及ぶ免疫関連因子を最新技術を用いて測定しています。臨床歯科医(普通の歯医者)の私には考えも及ばない手法で、一流の研究者の仕事とはこれほどすごいものだとはじめて知りました。目に見えるものだけで即座に判断していく診断技術を磨いてきた私にとっては、肉眼で見えないものばかりを見ようとし、顕微鏡~電子顕微鏡~そして分子構造まで見るためにこんなにすごい方法を考える人たちがいる。ノーベル賞を受けた方たちの技術も数多く取り入れられていました。

特定の分子構造にのみ結合する抗体を作り、あらかじめ蛍光物質を組み込んでおいてフラッグにして検出する手法、最新号の「Nature」に投稿されている論文にも実験の過程で使用されていました。スクリーニングの手法としては世界的にスタンダードなようです。